okuyuki唐辛子リポート


okuyukiの唐辛子の研究

welcome to the pepper.

唐辛子には沢山の言い伝えや伝説が有りますが、
私はどれが正しいかではなく、どれも真実ではないかな?と思います。
okuyuki唐辛子リポートでは、唐辛子の伝説や唐辛子の効能、
唐辛子を楽しく解りやすく解説してみたいと思います。


毒とされていた唐辛子が薬になったお話の巻。

江戸時代には『医は仁術』と言われていました。
将軍様が特に引見した医師を『御目見医師』、幕府の医官を『奥御典医』、民間の『町医者』と呼んでいたそうです。
 
特にこの時代では風邪が何よりも怖い伝染病かのような大変な事とされいました。
今の時代とは違い風邪薬など無かったようです。
将軍様が風邪などひいたなど、とんでもない大変な事で、大騒ぎに。
唯一、御目見医師のみが高級な生薬などを用いる事が出来ました。
 
この時に使われていたとされているのが、生薬『細辛』(サイシン)でした。
細辛は、ウマノスズクサ科、ウスバサイシン、又はケイリンサイシンの根及び根茎の乾燥させたものです。
細辛成分
精油     β-pinene, eucarvone, 1,8-cineolなど
リグナン   l-asarininなど
アルカロイド higenamineなど
薬理作用
解熱、鎮痛作用、発散風寒、去風止痛、温肺化軟、抗アレルギー作用、鎮咳作用、抗腫瘍作用、抗菌作用など。
 
この時代では細辛に生姜、五味粉を混ぜたものを飲んでいたらしいです。
細辛には、散寒、発汗力が弱いそうです。
 
当時では医者は誰にでもなれ、私が医者ですと言えば医者でした。
司馬遼太郎氏著作の『胡蝶の夢』によれば、江戸時代の医師は、顕微鏡や手術の道具を自分達で作り、薬も医者が調合していた事が解ります。
 
言い伝えでは、将軍様の風邪が、どんな医者にも治せなかったのに、藪医者が細辛に似た味を真似て高麗胡椒に様々な物をブレンドした物が、一番効果が有ったようです。
江戸時代では、これをモチーフに七味唐辛子を見出したようです。
もちろん江戸時代では七味唐辛子は医者が作っていました。
 
本当は毒殺させる為に似せて作ったはずが、毒殺するどころか、元気になってしまったとも。。
 
ここから唐辛子は毒から薬へと変わった。


前のページ 目次 次のページ
唐辛子

ホームページ
世界

唐辛子
日本

唐辛子
一味唐辛子

七味唐辛子
唐辛子
珍品
唐辛子
活用料理
野菜栽培 okuyuki
唐辛子
リポート
果樹栽培
リンク集 BANGKOK okuyuki

何でも挑戦